myfirst
先日の企画「はじめてのじこひはんしょー」。後に誰か続くかも、ということでいっとく編として書いておこうと思います。

私の「はじめて」は1999年。以前の「スタッフ十年史」でも軽く触れたようにVol.8『熱狂の自己批判ショー』がそうでした。

当時、姉が演劇をやっている、ということ以外に演劇とはなんの縁もありませんでした。それどころか、馬鹿にしているような節もあったでしょう。そんな私に対して、姉がいつになく強く観劇をすすめてきたのが自己批判ショーでした。姉が出演しているわけでもなく、友人たちの劇団らしい。

「なんだ、その劇団名は」

当然のように訝しむ私。

とにかく一度観て欲しいという推しっぷりに、ものは試しと、ついに池袋小劇場に足を運ぶことになります。ちなみにこの時、小劇場という存在すら知らなかった私にとって、雑居ビルの一角の狭い空間が劇場であるという事実も衝撃でした。さて、コントといえば当時は「笑う犬」が流行っていた時代。コントといえばそういうものという認識でいました。

が。

繰り広げられたのは想像もつかないナンセンスなコント。もちろんナンセンスをやってる人は世の中たくさんいるのでしょうが、私にとってはこれが初の体験。変なキャラとか、テンション芸とか、変な格好とか、変な動きや変顔、といったものはなく、おかしな設定の世界がバカバカしくも真剣に演じられる。そして、ツッコミもなくてオチもない。

「なんだよこれ!」「意味がわからないよ!」「なんでそうなるんだよ!」

観ている私は心の中でこんな風にツッコミまくり。そりゃそうです。場面転換したと思ったらさっきと同じシーンが繰り返される、次に場面転換したら全員英語で喋りだす、物語の主人公と思われる男が謎の男に突然さらわれていき、舞台に残った人たちは主人公不在に一切触れずに話を進めていく……文章では説明し難いですね。

次から次に繰り出される斜め上の発想に、大声を出して笑うことはなく、終始引き笑いでとにもかくにも腹が痛くなるばかり。最後にはヘンテコなテーマソングを歌い踊りだすわけですからもうたまりません。古河にこんなすごい人たちがいたんだ!とすっかりやられてしまったのでした。

今となっては所属劇団を自画自賛してることになりますが、当然のように賛否両論あります。私もとにかく面白いんだよ!と布教をしたものの、高校、大学時代の知人友人は誰一人としてリピーターにはなってはもらえませんでした。

…あれ、20周年記念公演前の企画なのにこれではいかんな。今回書いたようにナンセンスに振り切れていたのは昔の話。現在はボケとツッコミもあれば、ドタバタもあります!20周年の集大成、ぜひとも水戸で目撃してください!

自己批判ショーマストゴーオン!

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高雄いっとく

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「ダブルオーゼロ」よりスタッフとして参加。スタッフ兼エキストラとして活動していたが、2012年より役者にチャレンジ。
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