その18.最後のとき
急展開だったのか、当然の展開だったのか。 好調と謳われていた営業チームは完全に詐欺まがいの営業を行っていたようだ。姑息な方法で売り上げをあげていることを武勇伝のように語っていたゲス谷のいる若手チーム。...
かつて就職した会社が倒産するまでのお話。
急展開だったのか、当然の展開だったのか。 好調と謳われていた営業チームは完全に詐欺まがいの営業を行っていたようだ。姑息な方法で売り上げをあげていることを武勇伝のように語っていたゲス谷のいる若手チーム。...
人が減っている分、忙しい日は続く。 主力と言える商品は無く、売り上げはたたない。なんとかしようと休日出勤する人も出てくる。そうなると私の方も引っ張り出されることが出てくる。そんな中、きっちり週二日休ん...
正直に言ってしまえば楽なのだろうか。 いや。 古いOSのPCだったうえに不良品なんて聞かされたら怒らない人はいないだろう。いまはこれが最善策と信じて部長の到着を待つしかなかった。 たまに覗きに来る社長...
「ですから、画面左上のアイコンをダブルクリックしてください。」 「してるよ!何度も!開かないよ!」 「カーソルはちゃんと当たってますか?あとはちゃんとダブルクリックできていないのでは?」 「初心者だと...
以前、存在をほのめかしたこの会社の常務。小岩さんという。いわゆるちょいワル親父、という風貌。そこまで黒くない松崎しげる、といったダンディなおっさんだ。似顔絵を描くことをなかったことにしているが、まあ勘...
どう考えてもやばい状態であろう会社がもっているのは、実はここまで紹介していなかった「工事部」の存在が大きい。工事部というのはもともと電話やコピー機などを販売していたこの会社において、電話線を引いたりと...
アヤシイ商品をあきらめた社長の次なる一手。その名もパンドラボックス。いや、このブログ上では仮名なのだが、実際の名称も自社製品にそんな名前つける?というレベルのものであったことはお伝えしておきたい。 で...
脱線すると予告していたものの、たいしたエピソードではない。主要人物に関する小さな思い出話を書き残しておこうと思っただけのことだ。 部長と結婚式 総務部長のイササカさんは一番まともな上司といえた。いや、...