Z−1グランプリ大盛況のうち終了!多謝!

こんばんは、Zー1グランプリ2019実行委員長、自己批判ショー代表の山本です。大変ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。ぼけーっとしてたら平成が終わってしまいました。本当すみません、ごめんなさい。平成最後のイベント、Zー1グランプリ、本当に沢山のご来場ありがとうございました。本番一ヶ月前には、早々に予定していた座席数を予約が上回ってしまい、会場の椅子が足りない!?という今まで考えた事もない状況に頭を悩ませておりました。会場の駐車場も非常に少ない上、やはりお車を利用してご来場するお客様が多数の為、どうなることかと思っていましたが、どうにかなったようですw

私自身の思い付きのような無茶な企画を、全力で形にしてくださった出演者、スタッフ&関係者の皆様、審査員の皆様、協賛してくれた企業様、坂長様、そしてご来場くださったお客様。本当にありがとうございましたm(__)m感謝の言葉をどれだけ重ねても足るものではございません。

年明け早々にコンビ抽選会を行い、決定したそれぞれのチームがそれぞれのやり方で時間を使い、本番に臨みました。単体のお笑いライブとして見ても、その内容や集客面においても大成功と言って良い形で締め括れたと思います。

審査員の採点とお客様の投票を集計し、会場では上位三位までを発表いたしました。結果のみを簡単にお伝えしますと、三位は五番コントヒデユキ。二位は七番しまだがーよ🖤。そして優勝は四番自己嫌悪ショーとなりました。もしZー1グランプリの第二回大会を開催することがあれば、自己嫌悪ショーはくじ引きは免除、同じメンバーで再度エントリーしていただく予定です。よろしくお願いいたします。私も第二回大会がやれるよう、色々とひっそりと動いて参りたいと思います。

さて、結果はお伝えした通りなのですが、私なりに今回頑張ってくれた7チームの感想などを述べていきたいと思います。あくまで一個人の感想なので大して面白い話でもないですが(^_^;)。トータルして本当にどのチームも想像以上にレベルが高く、それぞれ楽しませていただきました。

メイロス
海老澤貴、太田王子のコンビ。見た目がおっさんの姉と優しい弟のコント。兎に角パワーのあるエビちゃん。抽選前はそのパワーをうまく扱える自信がなく、エビちゃんとのコンビは避けたいという声も少なからず聞かれました。しかし唯一「あのパワーを好きに使っていいなんて最高じゃないですか!」と前向きだった王子とコンビになるのですから、うまく出来たものです。会話中心で軽快にテンポ良く進んでゆくコント。トップバッターのプレッシャーなどものともしない二人のパワーと勢いが、会場の空気を作ってくれました。個々のポテンシャルの高さを一番感じさせてくれたコンビだと思います

ルカポルカ
財前かな、梅原さくらのコンビ。白雪姫と継母のコント。唯一の女性コンビ。これもくじ引きの妙と申しますか、個人的に組んでくれたら面白いなと思っていた二人がコンビとなりました。さくらさんはご自身の劇団、五寸釘でも作演出を務めていますので、財前の良い部分をうまく引き出してくれていたと思います。五寸釘の舞台もそうなのですが、さくらさんの作品、その世界観には独特の闇みたいな部分が感じられ、私自身そこに強く惹かれております。今回の設定、キャラクターを掘り下げ、もっとたっぷり時間を使った作品を見てみたいと感じましたし、このコンビでもっと色々な設定やキャラを見たくなりました。コンビとしてのバランスも良く、可愛さと妖艶さ、華があって素敵でした。

一期
田中廉己、橋本ピー助の高校同級生コンビ。15年振りにタイムカプセルを掘り出す男二人。かつての同級生がくじ引きで引き寄せられる、これも非常に面白いものです。即席コンビとは思えないほど息があっていたと思うし、コントの設定もなんとなく二人の時間がシンクロしているような気がして、得も言えぬ温かさみたいなものを感じました。どんな方向にも膨らませそうな、タイムカプセルという設定は良かったと思います。今回一番音楽を笑いの効果のひとつとしてうまく取り入れていました。引っ張ると破ける衣装の細工も良かったですね。自己批判ショーでも使わせて欲しいw

己嫌悪ショー
佐藤ナオト、茅野愛、杉山貴紀のトリオ。今回唯一のトリオ枠。閉館後の美術館、美術品たちのやり取り。何はともあれ、優勝おめでとうございます!分かりやすい設定、見た目のインパクトと作り込みで、初っぱなからお客さんを掴めていたと思います。出落ち上等の思い切ったキャラが功を奏す形となりました。なにやっても面白くなる空気を作れていたし、きちんとした役割分担で、トリオである利点をうまく活かせていたと思います。まあ優勝チームに私なんかがあれこれ言うのもなんですし、もし第二回Zー1が開催された暁には、可能なら私も出演者側に回り、全力で自己嫌悪ショーを叩きにいきたいと思います(笑)。

ントヒデユキ
紺野秀行、ピン枠。フリップを使用したポルノパロディの紹介。それだけ聞くとしょうもない感じがしますが結果は第三位。実際しょうもないことやってるんですが、正直私は一番声を出して笑いましたし、客席の笑いも単純に一番取っていた気がします。出てきて挨拶するだけで、お客さんの心にスッと入り込める柔らかい雰囲気は彼の才能だと思います。服を脱ぎ捨てていくタイミングも良かった。ああ見えてしっかりと流れを意識して構成されていました。個人的には秀ちゃんの色んなバックボーン?も見てきているので、今回の活躍は本当に嬉しく思っています。

ライングギロチン
川辺健、高雄いっとくの自己批判ショーオールドメンバーコンビ。以前コンビ紹介の記事でも書きましたが、ある意味一番自己批判ショーらしいコンビだったと思います。暗い密室に閉じ込められた二人?という設定で良いのでしょうか。その設定からしてもそうなのですが、ナンセンスな要素の高い、初期の自己批判ショーを彷彿とさせる展開でした。お客さんを置いてけぼりにしようがお構いなしの当時の自己批判ショーの勢いと言いますか、個人的には一番やりたかった事がはっきりと見えたコンビでした。今の私ではなかなか力不足で表現できない、自己批判ショーがかつて持っていたトゲというか牙というか、忘れてはいけないものを思い出させてくれた気がします。ちょっと胸が熱くなりました。今後もどんどんぶち込んで来て欲しいと思います。適度なバランスでw…音楽、映像はさすが。今回のコントはもっと作り込んで、是非自己批判ショーの公演でもやって欲しいと思います。

まだがーよ♥
大トリは、しまだだーよ、がーのコンビ。結果は2位、準優勝。おめでとうございます!学校の先生と生徒という、恐らくコントの設定としては今回一番オーソドックスだったんじゃないかと思います。それだけにすごく見やすさもありましたし、自分達の持っている武器を理解し、それをきちんと使って戦えていた故、しっかりと結果も出せたんじゃないかと思います。一度稽古を見せてもらった時は全然まとまっていない感じで、正直大丈夫かな?という不安もあったのですが、さすが場数を踏んでいるだーよちゃん、しっかりと仕上げてきていました。がーくんのキャラの強さもうまく活かせていました。切り絵はもう単純すごいね。だーよちゃんは私も是非一度組んでみたいなと思う芸人さんなので、機会があったらよろしくお願い致しますw

以上駆け足ではございますが、私の簡単な感想になります。私はZ−1グランプリには出演こそしていませんが、企画の立ち上げから準備に至るまで、本当に色々と勉強させていただきました。是非とも第二回を、との声も沢山いただいておりますし、出演したメンバーもこのまま自己嫌悪ショーを勝ち逃げさせたくは無いでしょうから(笑)、また色んな形を模索しながら企画していきたいと思います。本当にありがとうございました!またいつかお会いいたしましょう、すぐにでも!

「シアターグリーンの自己批判ショー」より参加。現自己批判ショー代表。平成25年度看板役者。

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